2024年9月22日 メッセージテーマ「それぞれに使命がある」

イエスはペテロに言われた。「わたしが来るときまで彼が生きるように、わたしが望んだとしても、あなたに何の関わりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」 ヨハネの福音書21章22節 ヨハネの福音書21章18-22節  イエスは十字架につかれて死なれ、三日目に復活した後、弟子たちの前に姿を現しました。そしてペテロを悔い改めへと導き、彼に使命を与えました。それは「どのような死に方で神の栄光を現すか(19節)」すなわち殉教の予告でした。ペテロはイエスの弟子になってからも、「自分が、自分が」という強い思いが見え隠れしていました。しかし、イエスが捕らえられて十字架につけられようとしていた時、ペテロは自己保身からイエスのことを三度「知らない」と否定してしまいました。それが彼の限界であり、罪でした。でも、死に勝利された復活の主イエスに赦して頂いたペテロはイエスを愛する決心をし、与えられた使命のために生きました。使徒の働きを見れば、彼がどのように主イエスのご栄光を現わすようになったかがわかります。そして同時代の歴史的資料によれば、ペテロは逆さ十字架につけられたと言われています。ペテロは自分の使命を全うしました。私たちもペテロのように、主イエスに人生を明け渡し、「あなたを愛します」と決心する時、イエスから使命が与えられます。ペテロは使命が与えられた時、弟子仲間であるヨハネのことが気になり「主よ、この人はどうなのですか」とイエスに尋ねました。いつも一緒に行動していたヨハネに対する好奇心があったのではないでしょうか。しかしイエスは「あなたは、わたしに従いなさい。」とおっしゃいました(21節)。「ヨハネのことはあなたに関係ないでしょう。あなたは自分の使命を全うしなさい」ということです。キリストの弟子にとって大切なのは、ただ自分の使命に忠実に歩むことです。ペテロは殉教を通して主の栄光を現すという使命がありました。一方、ヨハネは生きながらえて、福音書や黙示録などを記す使命がありました。使命は人それぞれです。興味本位に他人を追求しても、そこからは何も生み出されません。むしろ自分と他人を比較したり、羨んだり嫉妬したりするものです。だからこそイエスは「あなたは、わたしに従いなさい。」とおっしゃったのです。主イエスが私たちに望んでおられることは、自分の使命を知り、そこに集中することです。すなわち、自分の人生をしっかり生きることなのです。

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