2024年12月15日 メッセージテーマ「まだ悟らないのですか」
イエスは言われた。「まだ悟らないのですか。」
マルコ 8 章21節
以前にイエスは、五つのパンと二匹の魚で五千人以上の人を養う奇蹟を行われました。新たにイエスは七つのパンと少しの小魚で四千人を養う奇蹟を行われました。これらを事実として捉えているでしょうか?その上で、この奇蹟が教えていることは、イエスが神の御子であるということです。神ですから全能者です。全能者は無から有を創造される創造者です。物理的な原理を造られたのもこの方です。そういうお方ですから、その原理を超越してパンを増やされても良いわけで、難しいことではないのです。皆さんは神の奇蹟を信じますか?聖書は次に、イエスに天からのしるしを求めた宗教指導者たちのことを記しています。イエスの働きが本当に神からのものなのかを証拠を要求して試しているのです。神からのしるしは、もう示されています。彼らの目の前におられる最も大いなるしるしであるイエス・キリストです。しかし彼らには霊的盲目ゆえに見えないのです。「自分の願い通りになれば、この方を信じる」という主張は、信じていません。願いが叶った証拠があれば信じる必要はなくなるからです。さて、聖書は次に「パン種に気をつけなさい」という教えを記しています。イースト菌のことですが、悪い影響はわずかであっても膨らむことを教えています。パリサイ人のパン種は偽善、儀式主義、頑迷な信仰、ヘロデのパン種は世俗主義、懐疑的な考えというものです。いずれのパン種も、イエスが神の御子であるという真実から引き離すものです。弟子たちがその危険に陥る可能性があったから、イエスは教えたのです。弟子たちの心に占めていたものは、パンが足りないというパンそのものです。イエスの奇蹟を忘れたのでしょうか?イエスが神の御子であり、全能者であることを覚えていないのでしょうか?もしそうであるなら重大な問題です。ですから、イエスは九つの質問を立て続けに、彼らの愚かさを叱りつけるようにされたのです。人間にとって七つのパンは七つのままです。でも、イエスにとっては違います。人間の事実の上に立てば不足が生じるし、不満や対立が生じます。しかしイエスの事実の上に立つなら、祝福が広がります。あなたの生存の保障はあなた自身なのか、全能者イエスなのか、よく考えましょう。