2025年1月5日 メッセージテーマ「再臨の準備」
その働きのゆえに、愛をもって、この上 ない尊敬を払いなさい。また、お互いに 平和を保ちなさい。
Ⅰテサロニケ5章13節
Ⅰテサロニケ5章12-15節
「再臨」とは、イエス・キリストがもう一度地上世界に来られることです。すべての悪をさばき、すべての善に報いるために来られます。悪とは永遠の真理である神を最後まで拒むことです。善とは神を受け入れた人たちのことです。悪も善も、今生きている人たちだけではなく、既に死んだ人たちも漏れなく対象です。いずれもよみがえらされて、さばきを受け、或いは報いを受けるのです。善の完成とは、すべての信者に復活のからだが与えられ、永遠のイエス・ キリストとともに生きる者となることです。地上においてはメシア王国として、天においては 新天新地として神の国が完成します。これが救いの完成です。そしてこれが神の計画であり、神の目標です。他にはありません。
教会に連なる救われた人たちは、この再臨の望みに生きることで結び合わせられています。
教会が何で結びついているかということが重要です。その結びつきを保つために、「お互いに平和を保つ」(13)ことが大事になってきます。この平和は何事もない消極的な意味ではなく、神の祝福に溢れた「シャローム」としての平和です。この平和を保つことが再臨の準備となり ます。「怠惰な者を諭す」ことで平和を保ちます。テサロニケの信者たちは落ち着きをなくし、 仕事を辞めてしまいました(Ⅰテサロニケ4:11)。その原因は、再臨の間違った理解です (Ⅱテサロニケ2:1,2)。すでに再臨があったと偽教師に惑わされたのです。この世は終わったと思った彼らは、働くことに意味を見出せなくなったのです。そんな彼らが教会で神を礼拝し、奉仕をしても平和を保つことはできません。ですから、怠惰を諭されたのです。また、「小心な者(心の弱い人)を励ます」こと、「(信仰の)弱い者の世話をする」ことで平和を保ちます。それらの目的は福祉的なところにはありません。再臨の望みに生きることによる一致、平和のためにするのです。「悪に対して悪を返さない」すなわち兄姉に復讐をしないことでも平和を保ち ます。また、教会で指導、訓戒する人を重ん じることで平和を保ちます(12,13)。彼らは神のことばを正しく取り次がなければなりません。再臨の教えはなおさらです。神のことばを教える役割を担う人たちも、教会の平和を保つ ために立てられています。
具体的な再臨の準備がわかりました。実践 していきましょう。神はその教会に、ご自身がお考えになっている大切な働きを委ねて くださるはずです。信じて従いましょう。