2025年6月1日 メッセージテーマ「心を頑なにするメッセージ」
...塩に塩気がなくなったら、あなたがたは何によってそれに味をつけるでしょうか。あなたがたは自分自身のうちに塩気を保ち、互いに平和に過ごしなさい。
マルコ9:50
マルコの福音書9章48-50節 No50
弟子たちが信仰告白(8:29)をして以降、イエスはこれまで語らなかった神の救いの計画を弟子たちに詳細に教え始められました。それはイエスのいのちを犠牲にして、罪人を救うというものです。このイエスを信じた者は罪が赦されるだけではなく、神の国に入ることが約束されました。
マルコ9章48節の「ゲヘナでは、彼らを食らううじ虫が...」は、イザヤ書からの引用聖句で
す。これを理解するためにはイザヤ書全体の預言の主題を知らなければなりません。一言で
言うならば、それは「心を頑なにするメッセージ」です。メシア誕生の預言、その誕生理由であ
る人間の罪に対する厳しい指摘、そして人々を最も頑なにする救い主の受難のメッセージ...
救う方が殺されるなどということを語れば語るほど、人々は心を頑なにしたのです。しかし、そ
れを語ることで、罪から救われたらどうなるのか?ということも語ることができるのです。イザ
ヤ書にはそこもしっかりと預言されています。例えば、35章からピックアップすると、1悲しみ
と嘆きがない喜びと楽しみのみの状態(10)、2からだが完全に贖われる状態(5,6)、3真の
平和(9)、4人間だけではなく自然も贖われる(1,6)...神の救いは全宇宙的な救いです。
マルコ9章49節の「人はみな、火によって塩気をつけられます」は、レビ記2章13節の引用
です。塩は神と民との不変の契約を象徴しています。救われた人は神との契約関係にありま
す。ですから、イエスの十字架と復活という心を頑なにするメッセージに反する言動は契約違
反となるのです。無に等しいひとりを受け入れず、つまずかせることも、誰が一番偉いかとの
議論も契約違反です。
これらの教えの最後にイエスは、「塩に塩気がなくなったら...何によってそれに味を付ける
でしょうか。あなたがたは自分自身のうちに塩気を保ち」なさい(9:50)と言われました。イエ
ス・キリストを宣べ伝える人たちが、大事な塩
気の部分である十字架と復活の真意を抜き
取った状態で働くなら、教会も宣教も無意味
です。ですから「火」によって塩気を保つので
す。塩気を保つためのトレーニング(懲らしめ)
が火の役割です。主の懲らしめが祝福である
ことから逸れないためにも、神の救いの計画
を知り続けましょう。