2025年7月20日 メッセージテーマ これからの聖書の読み方 「私から聞いた健全なことばを手本にしなさい」
神は私たちを救い、また、聖なる招きをも
って召してくださいましたが、それは私たち
の働きによるのではなく、ご自分の計画と恵
みによるものでした…。 Ⅱテモテ1:9
テモテへの手紙第二 1章3-13節
信仰箇条の学び、聖書修養会の目的は、私たちの信じる聖書を大切に受け取るためです。
「大切に」とは、聖書を正しく、原著者のお考えのとおりに受け取ることを含みます。通常の礼
拝時に用意している「礼拝ワーク」も、キリストのお考え(御心)を考えることを目的としていま
す。
ユダ王国のヨシヤ王の時代に、「主の律法の書(旧約聖書)を見つけた」(Ⅱ歴代誌34:14)
という歴史的事件がありました。ヨシヤ王の前の治世(およそ60年)には、神のことばがないが
しろにされていました。ヨシヤ王が律法のことばを聞いたとき、国民の霊的状態があまりにも
教えと違ったので、自分の衣を引き裂くほど嘆きました。王はただちに、国のすべての人々に、
神のことばを読み聞かせました。王が生きている間は、すべての者を神に仕えさせて、その道
から外れる者を出しませんでした(34:14-33)。
私たちが行おうとしていることは、まさにヨシア王に倣う霊的改革です。私たちに聖書が与
えられていても、それを間違って理解していたら、原著者である神のお考えに背いていること
になります。神には定められた救いの計画があります。その計画の中心にはイエス・キリストが
おられます。神の計画と目的を共有し続けることが大切です。それが聖書に書かれているの
です。
パウロは、「神のご計画のすべて」(使徒20:27)を常に追求しながら歩んでいました。「私は、
すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕えようとして追求し
ているのです・・・」(ピリピ3:12)神のことばをないがしろにすることなく歩むためには、「追求」
が必要です。神のご計画のすべてが書かれている聖書を「もうわかった」と言える日は来ませ
ん。ですから、パウロのように、それを追い求め続ける人は幸いです。
私たちは神のことばを追い求めようとスタ
説教
ートを切りました。これはクリスチャン・スキル
を上げるものではありません。神の国に向か
うためです。そのためのギアを一段上げました。
「主の書物を調べて読め」(イザヤ34:16)
この霊的作業を進めると、イエス・キリストへの
信仰が増幅していきます。またイエス・キリスト
の救いへと進展していきます。その人を通して、
新たに神の国へ導かれる人が起こされます。