2025年12月7日 メッセージテーマ「終末のしるし」
それで、イエスは彼らに話し始められた。 「人に惑わされないように気をつけなさい。」
マルコ13:5
マルコの福音書13章3-8節 No70
13 章でイエスは神殿が破壊されることを預言し、それがいつ起こるかと尋ねた弟子たちに
世の終わりについて教えました。神殿の破壊などあり得ないと思っていた弟子たちが、イエス
に世の終わりについて尋ねることができたのは、神殿の破壊=世の終わりという当時のユダ
ヤ人の一般知識があったからです。それは旧約のエレミヤ 26:18 や詩篇 79:1などの預言の
ことばから来ているものです。とはいうものの、彼らが教理として整った終末論を持っていた
わけではありません。メシアと信じるイエスが言われたのだから、終末を疑うよりも追求を選
びました。私たちも、今の聖書理解から、さらに神のことば(預言)を追求しましょう。 「世の終
わり」における聖書の「終わり」ということばの元々の意味は、「完結、仕上げ」です。そうする
と、世の終わりは、時間的な終わりを指すよりも、現在の世界が創造の目的に基づいて完成
することを強調したことばなのです。この世界には、創造された時があり、完成する時があると
いうことです。さて、世の終わりについて、イエスは第一に、人惑わされないように気をつけな
さいと教えました。聖書を神と悪魔の霊的な戦いと捉えるなら、惑わしの意味が見えてきま
す。創世記3:15で、両者の霊的戦いと悪魔の敗北が宣言されています。世の終わりは悪魔の
敗北です。そうであれば悪魔は激しく抵抗するはずです。その現れの一つが惑わしです。す
べての人間を惑わしますが、特にクリスチャンを惑わします。なぜなら、クリスチャンたちにより
全世界にくまなく福音が宣べ伝えられてから終わりが来るからです(マタイ24:14)。「クリスチ
ャンになっても苦しみが増すばかり。別の道のほうが幸いなのでは」という誘惑に、どう対処す
べきでしょう。「天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありませ
ん」(マタイ 24:35)と、神のことばで対処します。神のことば(預言)の約束は決して消えず、悪
魔とその誘惑はいずれ瞬く間に消え去ります。どちらを信頼するかは一目瞭然です。
第二に、イエスは世の終わりの前兆に対し
て、うろたえてはいけませんと教えました。戦
争、戦争のうわさは必ず起こり、人間の力でど
うすることもできない飢饉や地震も同様です。
見落としてはならない重要なことは、これらは
産みの苦しみの初めに過ぎないということで
す。新しいいのちが誕生の際に通過しなけれ
ばならない苦しみ...神の国が新たに創造され
るときにも苦しみを通過するのです。その神の
計画を見通して、うろたえてはならないので
す。