2025年9月28日 メッセジーテーマ「名前を呼んで下さる方」
イエスはその場所に来ると、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。わたしは今日、あなたの家に泊まることにしているから。」 ルカ19:5 ルカの福音書19章1-10節 ザアカイはエリコという町に住んでいたユダヤ人です。「ザアカイ」という名前には、「正しい者」「清い者」という意味があります。でも、町の人からはその名前では呼んでもらえず「罪人」と呼ばれていたようです。なぜなら、彼は取税人(ローマ帝国に収める税金を徴収する人)という立場を悪用して不正の富を得て、人々から嫌われていたからです。そんなザアカイは、イエスがエリコの町を通られた時、どのような方か見ようとしたのですが、群衆のために見ることができませんでした。そこで彼は、いちじく桑の木に登りました。何としても見たいという思いがザアカイをそうさせたのでしょう。 イエスは、いちじく桑の木の上のザアカイに「ザアカイ、急いで降りて来なさい」と呼びかけました。初対面にもかかわらずザアカイの名前を知っているとは驚きですが、イエスは全知全能なる神です。ザアカイの名前だけでなく、彼が取税人であること、不正の富を得ていること、人々から嫌われていることなど、すべてご存知でした。その上でイエスは彼に言いました。「わたしは今日、あなたの家に泊まることにしているから。」イエスとザアカイの出会いは決して偶然ではありません。イエスはあらかじめ、ザアカイの家に泊まることを計画しておられたのです。 ザアカイは喜んでイエスを迎えました。人々から嫌われていた彼にとって、おそらく家に人を招くことはほとんどなかったのではないでしょうか。自分の家に客が来る。しかもそのお客がイエスであることは大きな喜びだったことでしょう。ザアカイはイエスに言いました。「主よ、ご覧ください。私は財産の半分を貧しい人たちに施します。だれかから脅し取った物があれば、四倍にして返します。」これはザアカイの悔い改めであり、信仰告白です。イエスに対して「主」と呼びかけ、財産を施し、不正に得た富を四倍にして返すことを宣言しました。かつて、バプテスマのヨハネは取税人に向かって「決められた以上には、何も取り立ててはいけません(ルカ3:13)」と教えましたが、ザアカイはそれ以上のことを自発的に喜んで行いました。イエスはザアカイの救いを宣言し、「人の子は、失われた者を捜して救...