ですからあなたがたは、現に行っているとお り、互いに励まし合い、互いを高め合いなさ い。 Iテサロニケ5:11 テサロニケ第一の手紙5章1-11節 偶像から離れ、まことの神に立ち返った信徒たちの信仰は、あらゆる場所にまで響き渡り、 すべての信者の模範となっていました(1:7-10)。しかしその一方で、彼らはユダヤ人からの厳 しい反対や迫害に苦しみ(2:14-15)、偽教師による惑わし(IIテサ2:2)や、主の再臨に対する 過度な期待から日常生活が落ち着かない者が出るなど(4:11-12)、深刻な課題も抱えていま した。パウロは彼らへの深い愛を胸に、その霊的なニーズを満たすためにこの手紙を記し、そ の中で「互いに励ましあい、高め合う教会」を目指すように教えました(5:11)。迫害や霊的な 嵐に晒されている中で、一体どのようにしてこれを実現できるのでしょうか。パウロは以下の 三つの祝福を教えました。 1 第一の祝福は、信仰によって与えられた「確かな立場」を知ることです(5:1-3)。二つの比 喩で表される「主の日」は、父なる神が定めた時に必ず到来すると教えました。それは霊的な 暗闇の中にある未信者にとっては突然の裁きの時ですが、信仰者にとっては新天新地と永遠 のいのちに至る祝福の時を意味していました(IIペテ 3:10-13)。つまり、いつその時が来たと しても、信仰者にとっては喜びの時であり、この立場は永遠に変わることがないのです。 2 第二の祝福は、信仰によって与えられた「神の武具」を身につけることです(5:4-8)。パウ ロは光と闇、昼と夜という対語を用い、お互いが本来二分化した霊的な状態にあることを明 確にしています。だからこそ、信仰者たちは、信仰と愛の胸当てを着け、救いの望みというか ぶとをかぶり、闇の生き方に惑わされず、身を慎んでいるように教えました。 3 第三の祝福は、神が下さった「救いのご計 画」を知ることです(5:9-11)。9 節には、神ご 自身がすべての信仰者を選び出し、神の怒り ではなく救いを得るように定めてくださったと いう驚くべきご計画が記されています。さらに 10 節では、主が十字架の上で罪の贖いを完 成してくださったのは、私たちが目を覚まして いても(地上の生涯)、眠っていても(その後)、 主と共に生きるようになるためだったと...